突然だが私は四国に足を踏み入れたこともないし、寝台特急に乗ったこともない。
特にうどんとか好きなので讃岐うどんの本場である香川には憧れがありました。
寝台特急は『スーツ』の影響で気になってしまい一度は乗らなければと思ってたのです。
今の時代、いつ消えてもおかしくありません…
その私のわがままを叶えられる手段として東京から出雲市と高松を結ぶ夜行列車の『寝台特急サンライズ出雲、瀬戸号』がある。
前々からこれに乗って香川県に行ってみたいと言う欲求をついに満たす時がきました!
今の時代に寝台特急なんて流行らないだろ?(・・;)
そう思うのは普通かと思います。
新幹線とか便利になって需要が無くなってきてるからこそ姿を消していってるわけですが。
今では観光列車というか、変り種としての需要はかなり大きいのではと思います。
今では定期運転してる寝台列車はこのサンライズのみです。
毎日夜に運転されてます。
今の時代だからこそこういう寝台列車への憧れが強くなるのかもしれませんね…
今回用意した切符はこれです(^^)/
8月4日の夜に出て7日の朝に帰る1泊4日コース!
乗車券は往復割引で1000円くらい安くしてます。
『えきねっと』でのびのび座席の予約ができるようになったのはとても便利で良い!
寝台個室はみどりの窓口でないと買えません。
ネット予約により競争率はかなり高くなるかと思いますが…
これを機に乗ってみようと考えたのは私だけではないでしょう。
実際予約には少し苦戦しました。
基本満席だったので、キャンセル待ちを狙ってしぶとくえきねっとを覗いてたら予想通りに空席が出たので迷わずに予約を入れました。
夏休みシーズンは尚混むということだね。
帰りが高松ではなく岡山からなのもその辺の事情がありまして(-_-)
まあ岡山も少し廻れるなら好都合でありますな。
横浜22:24発で高松には7:27着!
およそ九時間の旅ですね。
夜行列車の最大の利点はこの到着時間です。
私の最寄りから始発で飛行機を使ったとしてもこんなに早くは着きません!
何なら横浜から高松まで通勤できますわ(*_*)
そして身体を伸ばして寝ながら行けるという点を考えればバスとどちらが快適かは考えるまでもありませんかね(´・c_・`)
ということで夜が深くなる時間に横浜駅まで向かいます。
ホームで待ってたら外国人に道を聞かれました。
私は優しそうな顔してるからね?
時間通りに来ました!
初めてでも私は予習はみっちり『スーツ』の動画でバッチリです。
車内設備やら仕様やら何もかも知っているという強くてニューゲーム状態です(笑)
気になった方はそっちを見ると分かりやすく紹介してくれてるので是非ね。
では乗り込みます\(^o^)/
のびのび座席は一番グレードの低い席ですが安くて快適なのが特徴です。
指定席扱いなので本来かかる寝台料金を払わずに済む。
だからお得なのです!
中はこんな感じです。
二段式の構造で私は今回は下段。
隣とは上半身は隔てられているだけです。
掛け布団と枕カバーみたいなものが用意されているのであとは好きにしろ!というスタイル。
頭の部分には明かりと紙コップと冷房の吹き込み口があります。
一番の欠点はプライベート性とコンセントが無いことかね。
嫌なら個室を取りましょう。
さて、発車したのですぐにでも寝たいのですが検札が来るまでは寝られません。
それまでは景色を楽しむとする。
明かりを消せば夜でも車窓が見える!
夜でも楽しめるのは普通の電車との大きな違いですね。
停車駅は詳しくないのですが、下りは静岡県内でいくつか停まったら、姫路までは停まらないのかな?
途中名古屋、京都、大阪といった大都市をスルー!
すごいことですよね~…
上り列車は確か停車するはずです。
サンライズの車内ではシャワーを浴びることもできます。
320円のカードを買わないといけません。
数に限りがあるので売り切れになりやすいようです。
早い者勝ちですし、混むと予測していたので家で浴びてきました。
飲み物は自動販売機が設置されてますが、食べ物は持ち込みが必要です。
個室ならともかく、のびのび座席で食べるのはマナー的にどうなのかな?
一応ラウンジもあるのでそっちを使う方が得策かと。
さて、車掌さんが23:00くらいには検札に来てくれました。
あとは寝るだけ!
さて、寝てみるとですね…
これは工夫しないと安眠はできないと確信(;_・)
部屋の明かりや騒音、振動が襲いかかってきます!
音や明かりはアイマスクや耳栓、イヤホンで問題なさそうですが。
一番の敵は振動です!
下段なので床下からのエンジン音がダイレクトに来ます。
なので私は掛け布団を床に敷いて、持ってきたタオルを枕カバーで包み、バックに枕を乗せて寝ることにしました。
これで大分快適になりました。
床が固いので気になる人は布団を敷くと楽になります。
とは言え走ってる時の揺れはどうしようもない…
慣性の法則には逆らえません。
結局あまり寝付けず、意識を飛ばしたのは0:00頃かな?
そして2:00過ぎに目を覚ましました。
外を見たら名古屋駅を通過したところだった。
まだ2時と言うべきかもう2時と言うべきか?
うかうかしてるとあっという間に着いてしまいそうな気がします。
9時間というのは意外と短いものです。
興奮と揺れで眠れないのは予想してましたが、辛いものですね(笑)
そして冷房が寒かったので切ったのですが、隣の冷房の冷え込みがこっちに来るので寒かったです。
思わぬ障害にびっくりです全く。
掛け布団にくるまるのも検討したが我慢しました。
なんとかまた3:00くらいに意識を飛ばして次に6:00くらいに目を覚ましました。
もうそろそろ岡山駅に到着とのこと。
もう眠れそうにないのでこのまま起きることにしました。
岡山駅では出雲と瀬戸の切り離し作業があるので少し停車時間があります。
切り離しはたくさんの人が見に来てました(笑)
毎度のことです。
すこし降りて気分をリフレッシュ!
そして7:00前後くらいに瀬戸大橋を通ります。
このために起きていたのですよ( ´_ゝ`)
瀬戸内海の朝日に照らされた海の景色を寝ながら拝める…
贅沢ではありませんか?
これだけでも乗って良かったと思わせてくれましたな。
天気のよさも空気を読んでくれているようです。
私を歓迎してくれているようで悪い気はしない。
個室ならもっと贅沢ですね。
瀬戸大橋を抜けたらもうそろそろ高松駅に到着です。
遅延もなし!
度々遅延はあるようなので注意が必要かもしれません。
私はいくらでも時間があるのでキニシナイ。
さぬきうどん駅こと高松駅に着きました。
うどん県は聞いたことありましたが、そんな名前もあったとはな…
まだ朝の7:30過ぎ、長い1日はこれから始まるのです。
これからの行動はまた次の記事に…
皆さんもサンライズ出雲、瀬戸号に乗ってみて下さいね。
のびのび座席が大丈夫なら個室も間違いなくいけます。
私はなんやかんやのびのび座席が好きですね(笑)
あまり良いように書いてないと思われるでしょうけど、もう二度と乗りたくないとは全く思いませんでしたよ?
上段にも寝てみたい!
あとは個室も利用してみたいね。
個室ならプライベート性とベットと部屋を真っ暗にできるので快適なはず。
ではまた