食べ歩きまくる難病アトピー性脊髄炎ブログ( Intractable Disease Atopic Transverse Myelitis Blog)

年間3000km以上ウォーキング(リハビリ)して沢山食べて生きている難病患者です。主に希少難病の存在や経過、散歩やラーメン類について語る!

秋の風物詩『ジョロウグモ』 を沢山捕まえて撮ったので紹介したい。造網性の蜘蛛では日本最大級サイズ!丸々としたお腹と巨体はまさに女王の貫禄があります!

こんにちは
指定難病アトピー性脊髄炎(Atopic Myelitis)の食べ歩きブログをやっているそれなぁんです。



皆さんは秋と言えば何を思い浮かべますでしょうか?

「食欲」「スポーツ」「読書」色々あるかと思いますが‥


私はというと「ジョロウグモ」です!


秋になったら見かけないことはないというくらいわんさか出てきますよね。


基本は不快害虫という悲しい存在になっているかと思いますが…
私は大好きです!





秋の女王様ことジョロウグモと戯れたい!

10月に入れば田んぼの様子はもうこんな感じです。


もう稲刈りを終えている所もありまして、秋になったのだと感じました。

とは言え以前紹介した『ナガコガネグモ』はまだわんさかおりまして、この辺りはまだ夏を思わせる感じ。



けど、彼等に変わって目立ち始めるのがジョロウグモです。



で…でかい!

この青と黄色の毒々しいお腹を持つ巨大グモ、あいつしかいません。

なんとも立派な『ジョロウグモ』を見つけました。

秋になるとどこにでもいるやつなので、皆さんもよくご存知かと思います。

家の窓とか開けたらこいつが巣を張ってたなんて経験はありませんかね?


最近よく見かけるようにはなりましたが、それでもまだ小さくて細いやつばかり。

お腹の模様もはっきりしないくらいのやつばかりなのですが…


この黄色と水色のお腹が特徴の大型の蜘蛛です。

造網性の蜘蛛としては日本でも最大級の大きさです。


これを美しいと捉えるか気持ち悪いと捉えるか…
大体後者でしょうか。

大きさはメスは30mmちょっとくらいになるのかな?

秋の女王とでも呼べそうな素晴らしい貫禄です。
少し下にはオスもちゃっかりいました。

昆虫界のオスは基本クソザコなのです。


昆虫とか大抵雌が大きくて雄が小さいパターン多いですからね。

交尾しようとして近付いたら食われるなんてざらです。
大変だね。

糸は黄色っぽいのが特徴で、太陽に照らされると黄金色に光り輝きます。

そう考えるとこいつの方が『コガネグモ』という名前に相応しい気がしなくもないが、あいつとは全く別の種類です。


時期も大きさも模様も巣の形も何もかも違いますからね?


結構間違われることが多いなんて聞きますが、私には全く理解できません。

遠目からでもすぐ見分けつきますわ。

こいつの巣に背中から突っ込んだのは良い思い出です。





ジョロウグモと触れ合おう!

ということで見付けたからにはただでは帰しません。

手に乗せれば大きさが何となく伝わりますかね?

久しぶりなのもので恐る恐るでしたが、
結構大人しいタイプだったようです。

あっという間に腕と手が糸まみれ…
糸はただのたんぱく質です。

納豆の糸と思えば嫌悪感少なくて済みます。


クモは歩くときは常に糸を放出しますからね。

住み処は勿論のこと、獲物を感知するセンサーになるし、捕獲道具にもなるし、道標にもなるし、命綱にもなるしで本当に万能な道具ですよ。
スパイダーマンも顔負けの応用力ですよ!



そしてプニプニでスベスベのお腹!
実はかなり触り心地良いの知らないでしょ?

この感触を知らないのは勿体ないですよ~。
結構びっくりすると思います。

皆さん蜘蛛の印象は見た目が気持ち悪いという部分が一番大きいと思いますが…

巣作りしている場面を見たことありますか?
多分それを見ると少し見方が変わると思います。

こんな気持ち悪い色と見た目をしてるけど、仕事は繊細!

丁寧にゆっくりと作っている姿は見惚れますよ?

180°まではいかなくても、90°は印象が変わると思う。




ジョロウグモは『JSTX-3』という毒性物質を持っている

私も知ったのは意外と最近、数年前くらい。

毒グモというジャンルではないが、一応ヒトにも作用する毒をお持ちらしい。

神経伝達物質である『グルタミン酸』を阻害する効果があるようです。

となると痺れや麻痺でしょうか?

小学生の頃はそんなことも知るよしもなく、大量に捕獲して地獄絵図を作り出してたものです。

今でも思い出したくない…


ですがこいつは毒グモというジャンルには入れられていないのには理由があります。

というのも毒の量が少ないので咬まれても症状が出る程までになることがないから。

日本で毒グモと呼ばれるのはほんの僅か…
『セアカゴケグモ』とか『カバキコマチグモ』くらいか?


ガッツリ咬まれてガッツリ毒を注入されたらもしかしたら何か異変が起きるかもしれませんが…

ともかくあまり怖がる必要はないということです!

獲物を麻痺させる毒はみんな持ってるのでそう意味では全ての蜘蛛は毒グモと呼べる。


そもそも私元々麻痺や痺れありますから!

噛まれても関係ねぇ!?


後日やらかして実際に噛まれましたが何ともありませんでした。

ただ普通に痛いのでわざとやるのはオススメしません。
カマキリの鎌くらい痛かった…

右手に移してみた。

時計もあっという間に糸まみれにされる!

これならもっと大きさが分かりやすいのではないだろうか?
ちょうどよい比較対象になりそうです。

みなさんの付けてる時計でイメージしてみてね。



しばらく観察してから逃がしました。
いや~良い出会いでした。




その他散歩中に見つけたジョロウグモを適当に撮ったので載せておきましょう。


9月入ったくらいの時期なので大きな個体はあまりいませんでした。

細めのやつがほとんどです。

まだ卵を抱えるやつは少ないか‥?


オスと同居している奴が多いですね。
かなり小さいのでパッと見分からないかも?



たまに捕まえてみるけど攻撃性は低いイメージがありますね。
全然噛もうとしてこない。

牙を見れば立派なので中々に痛いと思いますが、図体の割には大人しいらしい。

程々にして開放してあげました。


ちょっと面白いのが、雨が降っている日は雨の雫を避けるためか足を閉じます。
こういう部分を見るととてもキュートではありませんか??

そうそう!
噂によるとジョロウグモはかなり美味しいようで…

身近に経験者がいたので聞いたら海老風味らしいです。
海老蟹とよく似てるしイメージ通りかな?


ちょっとチャレンジしてみたいな…
今は取り放題なのでいつでも出来るけどな〜。



ではまた