食べ歩きまくる難病アトピー性脊髄炎ブログ( Intractable Disease Atopic Transverse Myelitis Blog)

年間3000km以上ウォーキング(リハビリ)して沢山食べて生きている難病患者です。主に希少難病の存在や経過、散歩やラーメン類について語る!

MRI検査はイメージと現実の格差が凄いので豆知識的なものを実体験を基に語る。睡眠時間に費やせるなら貴方はプロかも…?(笑)

こんにちは
ここ数年、人生で一番撮ってもらった写真はMRIのそれなぁんです。

自撮り、プリクラ、他人から撮られたもの、レントゲン、全てを足しても及ばないのです。

まあ私は撮られるのが大大大嫌いなのでそもそも少ないのですがね。

今はたまに撮るくらいであるがそれくらい日常の出来事になってしまいました。

勿論病気になる前は撮ったことありません。
MRIとは無縁の人生が180°様変わりでございます。
人生これだから面白い。


神経難病みたいなよく分からない病気になれば大抵お世話になるMRIですが、初めての検査前と検査後ではかなり印象が変わるのでは?と思っています。


そして毎度やるたびにどうしても気になることがありまして、今回はそれについての記事となります。

MRIに慣れている人も未経験の人もなるほどと思えるような部分が多々あります。

私も自分で調べていて楽しかったです!(笑)



今回は特にこちらの文献を参考にしています。

日本 音 響 学 会 誌 61 巻 1 号 (2005  5 13
MRI 検 査 室 内 に お け る 騒音 レ ベ ル 測定




MRI(磁気共鳴画像法)とは何なの?

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日本 音 響 学 会 誌 61 巻 1 号

Magnetic Resonance Imagingの頭文字を取ってMRIと呼ばれています。

超強力な磁気を使って画像を撮影しているということは聞いたことある人が多いかもしれませんね。

そんな訳で検査室には磁場を乱す恐れのある物は持ち込めません。

メガネやベルト、針金のあるマスクも外される徹底具合です。


この検査で重要なのは水素原子です。
磁石と電波で水素原子を解析することにより画像化しているという。


私達の身体を構成しているもので最も多い物質は何か?

水分です!
H2Oです。

だから体内を画像化して検査することができるのです。
あらゆる角度から立体的に診察できる!

電子レンジといい水分子はかなり応用が効くようです。

画期的ですね。




けどMRI機器はお値段もかなりする。
10億円前後は当たり前という世界です。

生涯賃金前借りしても足りないな…

家とか余裕で建てられるレベルです。
豪邸一軒分の金額!

だから大きな病院でもいくつも持てる訳ではない。
スペースも金もかかるので決して気軽な存在ではありません。


けどこの検査法の利点は放射線を使わないから被曝の心配がないことです。

レントゲンやCTスキャンと大きく異なる部分の一つです。
まあそれらによる被爆なんてたかが知れてますが…

ともかく身体への影響が少ないということでとても重宝されるのだが…

多分そうでもない気がする!
実際受けてみるとストレス的な意味で非常に身体によろしくない。



MRI検査の騒音は馬鹿にならない!

皆さん知ってますか?
MRIはめちゃくちゃうるさいのです。

テレビとかで見ると寝そべった人が円筒状の機械に吸い込まれていくシーンで終わるくらいしか映されない。

ですがMRI検査は必ず耳栓の類いを付けて行わないといけません。
でないととてもじゃないが耐えられません。

しかも音の質という部分においてもいい具合に不愉快だったりします。

全然盛っているのではなく大真面目です。

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日本 音 響 学 会 誌 61 巻 1 号


というのもMRIの騒音のレベルは80~100db以上というレベルです。
機械の音によりますが…

100dbの例として言われるのは「走行している電車のすぐ高架下で聞こえる音」とのこと。

走行中の電車の車内の音ではありません。


上の図は五種類の音の騒音レベルを測定したものです。
大体80~100db程度のレベルでしょうか。

文献の中では例としてパチンコ店の音、クラブの音程度と書かれている。

私は行ったことないが、分かるのはうるさいということです。


そんな騒音を聴きながら数十分、身動き取れずに耐え忍ぶということです。

普通に拷問です。

耳栓しなければまず耐え難いレベルの音に曝されるということは意外と知られていない。

初めて検査したときの恐怖と衝撃は今も覚えています。

経験してほしいと言いたいところだが、MRIを撮るということは大抵ろくなことが起きていないので機会がないのならばそれが一番良いかと思います!

個人的にレントゲンよりよっぽど身体に毒だと思ってます。


しかしそれも適応するのが人間です。
今の私は寝れるくらいにはなりました。

我ながら恐ろしい…



MRIの音が無駄にバリエーション豊富

そんな騒々しいMRIだが、最も疑問に思うのは音です。

無駄にバリエーション豊富な音がひたすら鳴り響きます。

先程の折れ線グラフの図でも五種類の音の測定結果が載っていましたね。

自分の口で適当なオノマトペを言えば、多分その音が聞こえると思うくらいにね。

SFチックな音から工事現場みたいな音まで様々です。

だが、なんでそんなに種類あるのか?
気になって仕方なくなる。

これも調べてみると簡単です。


強力な地場を発生させるためにコイルに電流を流すと大きな力が働きます。

その力が機器を振動させてしまう。
高速で繰り返し起きるために一定のリズムで音が出るということらしい…

要するに出したくて出しているのではないということです。
もっと深い理由があると思い込んでいたらそんなことはなかった。

世の中意外とシンプルらしい…


ただそうなると出てしまう音を無くすのは簡単ではないかと思います。

しばらくは耳栓等のアナログ的な方法で防ぐしかなさそうだ…



造影剤で更にくっきり!人生初の同意書を書かされる

MRI検査では更に病変を鮮明にくっきり見やすくするために造影剤を注射して行うこともあります。

どれくらい違うのかは素人の私にはさっぱり!

自分の画像見たってよく分からないからね。
脊髄炎部分はようやく分かるようになったかな?


ともかくその造影剤を打つときに同意書を書かされました。
本日は通院日!まさかのコードブルー発令と造影剤注射の同意書の記入。死んでも文句は言えません! - 食べ歩きまくる難病アトピー性脊髄炎ブログ(Atopic Transverse Myelitis Intractable Disease Blog)


これに記入したからには死んでも文句は言えません。

こういうのを書くのは初めての体験だったので内容は関係無しにワクワクしたな。

一応こういう可能性もあるということは肝に命じてやりましょう。

勿論強制ではないから断るのもあり!

けどよっぽど嫌でないならやるべきだと私は言っておきます。
それにより治療の幅が広がる可能性もあるでしょうからね。



という感じでMRIについて特に騒音部分を中心に紹介しましたが、イメージ変わりましたかね?

慣れれば都…
ではないがまあ許容範囲かな?

病院によってまた細かく色々違う所もあるかと思います。
私は二ヶ所でしか撮影したことありません。

多分これからもMRIにはお世話になるかと思います。
一生ね!

またこれからアップデートされていくことでしょう。
そのときはまた内容を更新していきましょうかね。

ではまた