こんにちは
それなぁんです。
今のご時世映画館が空いていて非常に過ごしやすく快適で嬉しいですね。
2021年6/4、ついに公開されました「るろうに剣心最終章the beginning」!
前作「ザ・ファイナル」の劇中で語られていた過去の話ということで時系列としては一番最初になります。
最新作だけど一番過去の物語ということで初めての人だと頭バグりそうだが…
「るろうに剣心0」みたいな立ち位置と思えば良いですかね。
早い話、主人公が人斬り抜刀斎と呼ばれてた時代の話ということでそこが今までと違う部分ですね。
人を容赦なく斬りまくってた時のお話!
「殺さずの誓い」ではなく「殺す気しかない」というね。
それなりにちゃんと見てきたのでこれまたネタバレなしで軽いレビューを色々語っていきます。
前作の感想はこちら
ちなみにムービックス橋本で観てきたのだが…
ここはいいぞ!
何故なら割引が色々豊富でメンズデーもレディスデーもある!
レイトショーだけでなく朝の最初の上映も安くなる。
1400円ということで普通に観るより500円安い。
これはでかいよな~?
昔から地味に好きな映画館です。
モーニングファーストショーで観てきました。
ということでようやく本題に入りましょう。
まずは全体の感想を軽く語って、それから細かい部分(雰囲気やアクション等)についてそれぞれ分けて感想を述べるようにします。
先に言っておくと私はキャストは基本興味ないのでそこについては語りません!
調べてみて好きな俳優さんとかいるならまあ観るのが良いんじゃないでしょうか?
高橋一生や北村一輝は良かったと思いました。(小並感)
窪田正孝が出ていたのは最後に知ったというね…
確かによく見ればそうだわ…w
感想:もしかしたらシリーズで一番好きかもしれん…?
まず先に言っておくとかなり良かったというか、尺も程良いし一つの作品としてうまい具合にまとまっていたと思いました。
面白かったです、期待してた以上に!
今回も二時間以上ということで結構長いですし、前作を観てる人はどういう結末を迎えるのかは分かってしまっているんですよね。
そうなると途中退屈に感じたりしてしまうのでは?と思ったがいらない心配でした。
構成のバランスが良かったということだろうか。
言うなれば今回は「どんな結末になるのか?」ではなく「結末に至るまでの過程、展開を楽しむ」映画です。
映画の広告で「シリーズ最高傑作」と宣伝されたりしていますが…
私は基本そういうのは胡散臭いと思うので話半分程度にしか聞いてませんでした。
けど実際に観てみてあながち嘘だとは思いませんでしたね。
面白さとか迫力とかは過去作の方が良いと思う人も多そうだが、私は今作が一番気に入りました。
そして「るろうに剣心the beginning」に関しては最後に見ても良いが、最初に観てもおそらく楽しめる!
ここがとても良いと思いました。
なんたってビギニングだからね~。
なので取っ掛かりやすい作品だと思います。
気になってるけど映画は観たことないという人もお試しで観に行っても良いかもしれませんね。
シリーズで一番ダークで不穏な雰囲気!
この作品の一番の特徴はとにかく暗くて不穏な感じがずっと続くという部分です。
過去作だとおふざけとか平和な日常のシーンが多かったりするのだが、今回は遊びがほぼありません!
時代が時代だから仕方ないが、常に緊張感漂っています。
今までのシリーズと比較しても異質な感じにはなっていました。
長州藩と幕府側の争いが軸なのでその緊張感が高いという感じです。
いつ誰が死ぬのか分からない状態がずっと続きます。
抜刀斎と雪代巴のシーンも一見平和に見えても結末を知っているからどうも安心して観れないという感じです。
とにかく不穏!
私はそういう感じの方が好きなのでむしろ高得点みたいな気持ちでした!
展開上気分が晴れて終わるということはないが、ラストの締め方は想像していた通りで逆にビックリしたくらいです。
堅実に王道を走るような展開は嫌いではありません。
見終わった後気分が底辺に落ち込んだ状態になる、ということはないと思います。
アクションシーンは基本荒い感じが強い
アクションシーンは過去作と比べると量は少なめという感じですかね。
今までは倒すべき敵が決まっていたのでそいつとがっつり戦うということはありましたが、今回はそういうのがありません。
個人同士の戦いというか、組織同士の戦いという背景が強いからでしょうか。
新撰組も出てきますが、抜刀斎と直接やりあったのは一人だけでしたね。
斎藤一とも斬り合うことはなかった。
けどお互い殺意しかないような感じなので、斬り合いが激しいというか荒い戦い方が多かったと思います。
私の好きな家系ラーメンのお好み風に言えば「決意固め、殺意濃いめ、血の気多め」です。
なので緊迫感はシリーズでも圧倒的です。
一作目の冒頭の戦いや鵜堂刃衛が警察を襲ったシーンの雰囲気、と言えば伝わるでしょうか。
実際今作の冒頭の抜刀斎のシーンとか普通にホラーでしたからね。
逆刃刀とかは勿論ないし、殺さずの誓いもないわけだがそれだけでかなり印象変わるんですよね。
観ていてそこは強く思いました。
アクションの種類も純粋に刀での斬り合いが多くてバリエーションに富んだ感じではありませんでした。
けど相変わらずの安定クオリティーなのでそこは流石です。
いつもより血飛沫が多いだけ?
真剣で斬りまくればそうなるのは当たり前。
逆刃刀でも絶対人死にまくるよな、なんてことを皆一度は思うだろうが漫画だから仕方ないよね。
ちなみに私がフフッとなったのは申し訳程度にとりあえず入れておく「牙突」です。
一家に一台みたいな感じで一作品に一回は入れるスタイル好き。
ストーリーについて思ったことあれこれ
私は原作を知らないからあれだが、剣心が元々人斬りを得意としてたのか仕方なくやっていたのかは知らんかったのです。
どうやら後者のようで、少し安心しました。
劇中でも戦いを始める前は人を斬ったことはないと言ってました。
新時代の為にということで仕方なくという感じなのですね。
あとは雪代巴との馴れ初めも丁寧に描かれていたと思います。
ラブロマンスみたいな雰囲気は全然なかったけど、二人で普通の暮らしをしている描写とか日常はそれなりに描かれてました。
安心して見れなかったけどね。
過去作は要所で駆け足なシーンが多かったりするのだが、今回はそういう部分はありませんでした。
あとは台詞とか会話を聞いてると過去作の「あいつのことか~」と分かるようなシーンが幾つかあります。
これはシリーズ通して観てるからこそ楽しめる部分ではありますね。
こういうさりげない繋がりをぽろっと出されると、より集中して会話を聞こうという気にさせてくれます。
個人的にインパクトあって良かったのは北村一輝の演じる敵役です。
名前は忘れた!
出番は多くないけど普通に良いキャラしてるな~と思いました。
今回で出番終わってしまうのが残念だなと思うくらい。
まとめ
とりあえずシリーズそれなりに楽しんで観られている人ならば心配せず観に行って良いと思います。
個人的にザ・ファイナルよりも好きです。
アクションが好きという人には少し物足りないと思うかもしれません。
けど戦いのシーンは迫力あるのでその辺も安心。
先に観るか最後に観るかはどちらでも良いと思います。
時系列が最も古いので最初に観ても大きな問題はなし!
ただ前者については過去作もちゃんと観る!という人にしかオススメしません。
とりあえず普通に面白かったのでオススメしときます。
ではまた